
ビルトインガレージは、外観デザイン次第で住宅の魅力を大きく向上させられます。
愛車を守りながらも住宅の美観を損なわない、おしゃれで機能的なビルトインガレージが欲しいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
今回は山形県南を中心にその他幅広いエリアで多くのご家族の家づくりをサポートしてきた工務店『ミナガワ建設』が、ビルトインガレージの外観事例や設計ポイント、メリット・デメリットなど詳しく解説します。
理想のビルトインガレージ実現のために、ぜひ参考にしてください。
Contents
おしゃれなビルトインガレージの外観事例
はじめに、ミナガワ建設が建てたおしゃれなビルトインガレージを施工事例をご紹介します。
趣味を楽しめるインナーガレージ
こちらは、ビルトインガレージと住宅を同一の外壁材で仕上げ、外観に統一感をもたせた事例です。

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車の整備やDIY、スノーボードのメンテナンスなど、アクティブな趣味を楽しむためのプライベート空間としても活用できます。
広々として収納も充実したビルトインガレージ
こちらは、住宅とガレージを異なる素材と色味で仕上げた事例です。

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住宅部分とガレージ部分の色味を変えることで、それぞれの存在感が際立ち、個性的な外観に仕上げました。
空間を有効活用したビルトインガレージ
こちらは、ガレージの設計を工夫することで、生活空間の快適性を高めた事例です。

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この事例では、ガレージとLDKを離れた位置に配置することで、車のエンジン音やシャッターの開閉音、車の出入りによる振動が室内に伝わるのを防ぎました。
また、ビルトインガレージの上には、バルコニーの他に部屋を作ることも可能です。
ビルトインガレージの上に部屋を作るメリットやデメリットについては、こちらの記事でご確認いただけます。
〈関連ページ〉ビルトインガレージの上に部屋を作るメリット・デメリット|対策・後悔しないポイントも解説
ミナガワ建設には、今回ご紹介しきれなかった事例も多数ございます。ぜひご覧ください。
ビルトインガレージの間取り事例
ビルトインガレージの間取り事例をご紹介します。
騒音や振動に配慮したビルトインガレージ
こちらの間取りは、3LDK・延床面積58.25坪の住宅です。
ガレージとLDKの間に玄関やトランクルームを配置することで、車の騒音や振動が生活空間に伝わりにくく、快適に過ごせるように工夫しました。


リビングから愛車を眺められるビルトインガレージ
3LDK・延床面積34.31坪のこちらの事例では、ガレージとリビングが隣接しており、階段下のスペースにデスクを設けることで、愛車を眺めながらリラックスできる空間としました。


回遊動線のあるビルトインガレージ
こちらの2LDK・延床面積40.88坪の間取りは、玄関とキッチン横の2箇所からガレージへ出入りできる回遊動線が特徴です。
買い物から帰った際に荷物をスムーズにキッチンへ運べるので、家事の負担を軽減できます。


細長い敷地を有効活用したビルトインガレージ
2LDK・延床面積32.30坪のこちらの事例は、細長い敷地を活かしてビルトインガレージを設け、居住空間を確保しました。
コンパクトな敷地でも、ビルトインガレージを組み込むことで、ゆとりある住まいを実現できます。


ビルトインガレージのメリット・デメリット

ビルトインガレージにはさまざまなメリット・デメリットがあるため、あらかじめ把握しておきましょう。
ビルトインガレージのメリット
ビルトインガレージを設けるメリットは以下のとおりです。
- 大切な車を雨や雪、紫外線などから守り、劣化を防ぐとともに、盗難やいたずらも防止できる
- 雨の日でも濡れずに車へ乗り降りができるため、荷物の出し入れや、小さなお子さまとのお出かけもスムーズ
- 車を停めるだけでなく、趣味の作業スペースや、タイヤやアウトドア用品などの大型のものを収納する場所にもなる
- 狭い土地でも駐車スペースを確保しつつ、居住スペースを広く取れる
- 条件を満たせば、延床面積の1/5まで容積率に算入されないため、より広い居住スペースを確保できる
ビルトインガレージのデメリット
ビルトインガレージは多くのメリットがある一方、以下のデメリットにも考慮が必要です。
- 対策をしないと車やシャッターの音が居住スペースに響いたり、排気ガスが流れ込んだりする可能性がある
- 一般的な住宅に比べて、建築コストが高くなる傾向にある
- 建物の1階に大きな開口部を設ける必要があるため、柱や壁の配置が制限され、間取りの自由度が下がる
- 延床面積が増えるため、固定資産税も高くなる
ビルトインガレージの外観をおしゃれにするポイント

ビルトインガレージをおしゃれに仕上げるには、3つのポイントがあります。
住宅やガレージ、外構を調和させる
ビルトインガレージは、住宅と一体化しているため、ガレージ部分だけでなく、住宅全体や庭、門、塀などの外構とのバランスを考慮することが大切です。
住宅の外壁やガレージのシャッター、外構の色や素材を合わせることで、一体感のある洗練された印象になります。
住宅とガレージを異なる素材・色味で仕上げる
あえて住宅部分とガレージ部分の色や素材を変えることで、他と被らない外観に仕上げることも可能です。
異なる素材や色味を組み合わせることで、デザインにアクセントが生まれ、おしゃれな雰囲気を演出できます。
小さな色見本だけでなく、実物サンプルで確認する
外壁材やシャッターの色は、光の当たり方や見る角度によって印象が変わるため、決める際は小さな色見本だけでなく、実物に近い大きさのサンプルで確認することをおすすめします。
実際に屋外に持ち出して、太陽光の下で確認すると、よりイメージに近い色味を把握できます。
山形県南を中心にその他幅広いエリアでビルトインガレージのある住宅をお考えの方は、安心・快適な住まいづくりについて、ぜひミナガワ建設へお気軽にご相談ください。
構造計算や断熱・防音対策なども一貫してサポートし、お客様のライフスタイルに合わせた理想のガレージハウスづくりをお手伝いいたします。
ビルトインガレージ設計の注意点

ここでは、ビルトインガレージの設計時に特に注意しておきたいポイントを解説します。
将来の車の買い替えや台数を考慮する
ビルトインガレージの設計は、ご家族の将来のライフプランも見据えて行うことが大切です。
将来、ご家族が増えて車を買い替えたり、車の台数が増えたりする場合もあります。
車のサイズや台数に合わせて、ガレージの幅・奥行き・高さを十分に確保しておきましょう。
ビルトインガレージ2台付きの間取り事例や費用を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
〈関連ページ〉ビルトインガレージ2台付き2階建ての間取り実例(40坪〜60坪)|ガレージの費用、坪数なども解説
室内への動線を短くする
ビルトインガレージから室内への動線を短くすることで、使い勝手が向上します。
買い物から帰宅した際、ガレージから直接キッチンやパントリーにアクセスできる間取りにすると便利です。
収納量を確保する
ビルトインガレージは、収納スペースとしても活用できます。
車のスタッドレスタイヤやアウトドアグッズなど、かさばるものを収納できるよう、事前に必要な収納量を確認しておきましょう。
室内へのドアの開閉時に車に当たらないか確認する
ガレージから室内に出入りするドアの開閉スペースも考慮しましょう。
ドアを開けた際に、車に当たって傷がつかないよう、十分なスペースを確保しておく必要があります。
開き扉ではなく引き戸にすることで、スペースを節約し、安全性を高められます。
山形県南を中心にその他幅広いエリアでビルトインガレージのある住宅をお考えの方は、最適な大きさや生活動線の設計について、ミナガワ建設へぜひお気軽にご相談ください。
お客様のライフスタイルや将来のご計画に合わせて、快適なガレージハウスの実現に向けて、設計から施工までトータルでサポートいたします。
ビルトインガレージQ&A

ビルトインガレージについて、ミナガワ建設がよくいただく質問・回答を紹介します。
Q. ビルトインガレージを設計する際の注意点は何ですか?
A. ビルトインガレージを設計する際に気をつけたいことは以下の4つです。
- 排気ガスが室内に流れ込まないように、換気扇を設置する
- 車のエンジン音が室内から気にならないよう、防音性を高めたり、ガレージの配置を工夫する
- ガレージから室内への動線を工夫して、帰宅時に荷物を運び入れやすくする
- 将来的に車の台数やサイズが変わる可能性も考慮して、ゆとりをもった広さを確保する
Q. ビルトインガレージを設ける際の耐震性は大丈夫?
A. ビルトインガレージは、一般的な住宅よりも構造計算が複雑になりますが、耐力壁をバランスよく配置したり、柱や梁を補強することで、十分な耐震性を確保できます。
ビルトインガレージ計画の際は、耐震設計に慣れている、実績豊富な建築会社を選ぶことが大切です。
これから山形市で家づくりを検討される方は、こちらで工務店選びのポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
〈関連ページ〉山形市で注文住宅を建てる工務店・ハウスメーカー選び|山形市の価格相場、おしゃれな実例も紹介
Q. ビルトインガレージにすると固定資産税が高くなりますか?
A. ビルトインガレージは住宅の床面積に含まれるため、その分、固定資産税が高くなります。
ただし、床面積の合計が延床面積の1/5までであれば、容積率の計算から除外されるという緩和措置があります。
まとめ
ビルトインガレージは、車を守るだけでなく、趣味のスペースや収納場所としても活用できる便利な空間です。
外観のデザインを工夫することで、おしゃれで個性的な住宅を建てられる一方で、建築コストや騒音対策などに注意が必要です。
今回ご紹介した内容を参考に、理想のビルトインガレージづくりのお役に立てれば幸いです。