50坪のビルトインガレージの間取り事例|メリット・後悔と対策も解説

雪国での車生活の悩みや、雨の日の車の乗り降りのストレスを解消する、ビルトインガレージのある住宅を検討されている方も多いかと思います。
ビルトインガレージのある間取りは、子育て世代に特に人気です。
今回は山形県南を中心にその他幅広いエリアで多くのご家族の家づくりをサポートしてきた工務店『ミナガワ建設』が、ビルトインガレージを取り入れた50坪の間取り事例と共に、後悔しない家づくりのポイントを解説します。
理想の新築を実現するために、ぜひ最後までごらんください。
Contents
ビルトインガレージとは

ビルトインガレージとは、住宅の一部に組み込まれた屋内駐車スペースのことを指します。
屋外に設けるカーポートとは異なり、四方が壁で囲まれ、屋根もしっかりとした構造です。
特に50坪規模の住宅では、ゆとりある間取りにビルトインガレージを設けることで、快適な生活動線が実現できます。
日本の住宅においては、以前はカーポートが主流でしたが、近年ではビルトインガレージを取り入れる事例が増えています。
ビルトインガレージの間取り事例
50坪のビルトインガレージがある住宅の間取りには、さまざまなバリエーションがあります。
ここでは、いくつかの間取り事例を紹介します。
ガレージの上をバルコニーにしたビルトインガレージ|延床面積58.25坪
1階部分にビルトインガレージを設け、その上部空間を2階のバルコニーとして活用した間取りです。


この事例では、ガレージから直接玄関土間へと抜けられる動線を確保しています。
買い物袋を持ったまま家に入れるため、雨の日でもストレスなく移動できます。
また、季節の家電やお子様のスポーツ用品など、すぐに取り出したいものをトランクルームに保管しておけば、ガレージから直接アクセスできて便利です。
ガレージ上部は使用目的に応じ、バルコニー以外にも変更可能です。
雨の日でもDIYがはかどるビルトインガレージ|延床面積57.85坪
車の後ろにゆったりとしたスペースを設けた間取り事例です。


広いスペースは自転車のメンテナンスやDIYの作業場として活用できます。
また、ガレージとLDKの間に窓を設けることで、ガレージで作業をしながらご家族の様子を確認できるようになっています。
お子様が小さいご家庭では、趣味の時間とお子さんの見守りを両立できる間取りとして人気です。
2台の車をゆったり止められるビルトインガレージ|延床面積57.48坪
こちらの事例は、車2台をゆったりと止められるスペースを確保した間取りです。


ガレージと室内の仕切りは開閉時のスペースを取らない引き戸にすることで、開く時に車にぶつける心配もありません。
ガレージの一角に収納できるスペースもあり、車用品やアウトドア用品も収納できます。
テラスに抜けられる快適な動線のビルトインガレージ|延床面積51.40坪
この間取り事例では、ガレージからテラスを通じて、直接ダイニングにアクセスできる動線を確保しています。


買い物からの帰宅時には、車から荷物を持ったまま、テラスを通ってすぐにダイニングへと運び込めます。
テラスには吹き抜けを設けており、季節に応じた過ごし方ができるスペースです。
キッチンまでの動線を短くしたビルトインガレージ|延床面積49.96坪
買い物から帰ってきた時の動線を重視した間取り事例です。


ガレージから玄関ホールを通じて、すぐにキッチンにアクセスできるため、帰宅時の動線もスムーズになっています。
重い荷物を持って長い距離を移動する必要がなく、日々の買い物が多いご家庭から好評です。
この事例では、ガレージから玄関だけでなく中庭スペースにも出られるように出入り口を設けています。
ガーデニングや家庭菜園を楽しむご家庭にとって、土や苗などをガレージから直接中庭に運べる動線は快適です。
ご紹介しきれなかったミナガワ建設が手掛けた家は、こちらのページで確認できます。
山形県南を中心にその他幅広いエリアでビルトインガレージのある50坪程度の住宅を検討されている方は、ぜひミナガワ建設へお問い合わせください。
間取りの提案から最適な動線設計まで、理想の家づくりを丁寧にサポートいたします。
ビルトインガレージを設けるメリット

ビルトインガレージには、外部に設けるカーポートと比較して多くのメリットがあります。
主なメリットは以下の通りです。
- ・雨風や雪から車を守れる
- ・防犯性が向上する
- ・荷物の積み下ろしが楽になる
- ・雨の日でも乗り降りしやすい
- ・収納スペースを確保できる
これらのメリットにより、天候に左右されない快適な車の出し入れと、安心の住環境を両立できます。
特に気象条件が厳しい地域では、ビルトインガレージのある住宅がおすすめです。
ビルトインガレージでの後悔と対策

ビルトインガレージには多くのメリットがある一方で、実際に住んでみると後悔したという声も聞かれます。
ここでは、後悔ポイントとその対策について解説します。
エンジンの音が家の中に響く
ビルトインガレージは住宅と一体化しているため、車のエンジン音が家の中に響きやすいという問題があります。
特に早朝や深夜に車を出し入れする場合、ご家族の睡眠を妨げる可能性があります。
対策としては、ガレージと居住空間の間に十分な防音材を使用することが効果的です。
壁や天井に断熱材や遮音材を入れたり、防音ドアを設置したりすることで、音の伝わりを軽減できます。
また、ガレージとリビングやベッドルームの配置を離すような間取りにすることも一つの方法です。
ガレージが狭い
実際に暮らし始めてから「もっと広いガレージにしておけばよかった」と感じる方も少なくありません。
車のサイズが大きくなったり、趣味の道具が増えたりすると、設計時に考えていたスペースでは不十分に感じることがあります。
対策として、将来のことも考えたゆとりあるガレージ設計を心がけることが大切です。
現在の車より一回り大きな車でも駐車できるスペース、壁際に収納棚を設置できるスペースなど、余裕を持った設計にしておくと安心です。
車のサイズやご家族のライフスタイルの変化を想定して、柔軟に対応できる空間づくりを心がけましょう。
エンジンをかけているとガレージが臭い
冬や夏は車内の温度を快適にするために、出かける前にあらかじめエンジンをかけておく方は多くおられます。
しかし、シャッターを閉めた状態でエンジンをかけていると、排気ガスが充満し、臭いや健康上のリスクになります。
対策としては、十分な換気設備を整えるのがおすすめです。
排気ガスを効率的に外部へ排出するための換気扇を設置することで臭いの問題を抑えられます。
山形県南を中心にその他幅広いエリアでビルトインガレージのある50坪の住宅を検討中の方は、ミナガワ建設へお問い合わせください。
快適で機能的なガレージ設計から換気設備の提案まで、理想のマイホーム実現に向けてご家族をトータルサポートいたします。
まとめ|50坪のビルトインガレージで快適な住まいを
50坪の住宅にビルトインガレージを設ける場合、さまざまな間取りの選択肢があります。
2台駐車できるスペースを確保する、キッチンまでの動線を短くするなど、ご家族のライフスタイルに合わせた設計が可能です。
一方で、音や臭いなどの後悔ポイントには、防音対策や換気設備を設けるなどの対策が欠かせません。
この記事で紹介した間取り事例やポイントを、後悔のない住まいづくりに役立てていただければ幸いです。