
山形市で住宅を建てる際は、山形市・山形県・国がそれぞれ実施している新築やリフォーム向けの補助金制度を活用することで、コストを削減できます。
今回は、山形県南を中心に、その他の幅広いエリアで多くのご家族の家づくりを支援してきた工務店『ミナガワ建設』が、山形市で利用できる住宅補助金の詳細や申請のポイントについて、わかりやすくご紹介します。
各制度の対象条件や申請時期、注意点についてもご説明いたしますので、住宅の購入やリフォームをご検討中の方は、ぜひご参考になさってください。
Contents
【山形市】住宅補助金事業

最初に、山形市独自の新築やリフォームに利用できる住宅補助金を紹介します。
補助金名 | 内容 |
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環境貢献市産材支援家づくり事業費補助金 | ・補助金額:基本額50万円・移住世帯、子育て世帯、三世代世帯のいずれかに該当する場合は「世帯加算」として10万円加算 市産材使用量に応じた【環境貢献加算】(10万円または20万円加算)や、【薪ストーブ等設置加算】(10万円加算)がある ・対象となる世帯や条件:個人が建築主であり、自ら居住する新築の戸建て住宅 山形市産材を8㎥以上使用するもの 山形市内に事業所を有する工務店等が施行業者であること |
山形市非FIT型太陽光発電設備導入事業費補助金 | ・補助金額:太陽光発電設備(住宅用):7万円/kW(上限42万円)・蓄電池(住宅用):補助率1/3(上限5万円)・EMS(住宅用):補助率2/3(上限5万円) ・対象となる世帯や条件: 市税に滞納がない個人、企業など 市内に補助対象設備を設置するもの FIT・FIP制度の認定を取得しないこと 発電電力の一定割合(住宅用:30%)以上を自家消費すること 蓄電池およびEMSは、太陽光発電設備と同時導入するもの |
山形市景観重点地区景観形成事業 | ・補助金額:補助対象工事費の2/3・限度額は【建築設計事業・住宅等修景事業・色彩修景事業】が300万円 【建築設備等修景事業・外構修景事業】が50万円 ・対象となる世帯や条件:市税の滞納がない者 山形市景観重点地区(山寺景観重点地区・蔵王温泉景観重点地区)内の建築物等に、山形市景観計画に適合する修景(新築・増築・改修・移設等)を行う事業 |
〈参考〉タテッカーナ>サイトマップ>支援策サーチ>山形市の支援策
現時点で補助金の受付が終了している制度でも、2026年度に同様の補助金が募集される可能性があります。
また、上記の情報は概要であり、細かい申請条件や必要書類については、それぞれの制度の実施機関に直接確認することが必要です。
補助金制度をご検討の際は、必ず最新の募集要項をご確認ください。
【山形県】住宅補助金事業

山形県の住宅補助金については、以下のとおりです。
補助金名 | 内容 |
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やまがた省エネ健康住宅・再エネ設備パッケージ補助事業 | ・補助金額:最大約200万円 ・対象となる世帯や条件:自ら居住するための住宅を新築すること 施工業者は県内に本店がある事業者であること やまがた省エネ健康住宅を取得したZEHであること 令和8年2月27日までに引渡しを受け、実績報告書を提出することなど |
やまがた省エネ健康住宅新築支援事業 | ・補助金額:50万円 ・対象となる世帯や条件:「やまがた省エネ得健康住宅」の認定証の交付を受けた新築住宅・建売住宅の購入 県産木材使用割合50%以上が要件 |
山形県県産認証材「やまがたの木」普及・利用促進事業 | ・補助金額:住宅は25万円・民間施設は県産木材の使用量に応じて最大50万円(一定の条件で10万円加算あり) ・対象となる世帯や条件:県産木材を一定数量以上使用した新築の住宅や民間施設(店舗・事務所など) |
やまがた未来くるエネルギー補助金 | ・補助金額:蓄電池設備(太陽光発電設備同時導入の場合)最大40万円 木質バイオマス燃焼機器(ストーブ)最大16万円 木質バイオマス燃焼機器は「やまがた省エネ健康住宅新築支援事業費補助金」等と同時申請の場合、最大24万円 ・対象となる世帯や条件:家庭や事業所において再生可能エネルギー等設備を設置する個人や事業者 蓄電池設備は太陽光発電設備が同時導入であること 木質バイオマス燃焼機器は補助対象経費が20万円を超えることなど |
〈参考〉タテッカーナ>サイトマップ>支援策サーチ>山形市の支援策
山形県では、継続的に住宅の省エネ化や県産材利用の促進を支援する方針のため、2026年度以降も同様の制度の実施が期待できます。
【国】住宅補助金事業・減税制度

国が実施している補助金や減税制度も利用できます。
補助金名 | 内容 |
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子育てグリーン住宅支援事業 | ・補助金額:新築注文住宅および新築分譲住宅の購入で最大160万円/戸・リフォームの場合は上限60万円/戸 ・対象となる世帯や条件:子育て世帯・若者夫婦世帯による、高い省エネ性能を有する新築住宅の取得 |
先進的窓リノベ2025事業 | ・補助金額:住宅の建て方、設置する窓の性能と大きさ、設置方法に応じて定額(一戸あたり5万円〜最大200万円を補助) ・対象となる世帯や条件:住宅の開口部(窓)の断熱性能を向上する工事 |
〈参考〉
・国土交通省・環境省|子育てグリーン住宅支援事業
・環境省|先進的窓リノベ2025事業
国の補助金制度は政策方針により内容が変更される場合がありますが、省エネ住宅推進の流れは継続しており、類似制度の実施が期待できます。
山形県南を中心にその他幅広いエリアで、注文住宅をご検討中の方は、ぜひミナガワ建設へお問い合わせください。
お客様に最適な補助金をご案内し、面倒な申請手続きも丁寧にサポートいたします。
住宅補助金を利用する際の注意点

住宅補助金を活用する前に確認しておきたいポイントは、以下4つです。
- 補助金の組み合わせによっては併用できない場合がある
- 予算が上限に達すると申請期間内であっても受付終了する
- 工事の着手前に申請が必要
- 書類に不備があると、工事開始が遅れる場合がある
補助金申請の具体的な流れについて、こちらで詳しく解説しています。
〈関連ページ〉山形県の住宅補助金申請の流れ|2025年最新情報、申請期限も解説
山形県南を中心にその他幅広いエリアで、住まいづくりをお考えの方は、ぜひミナガワ建設にご相談ください。
複雑な補助金制度も、お客様一人ひとりに最適なプランをご提案し、申請手続きも丁寧にサポートいたします。
山形市の住宅補助金Q&A

住宅補助金について、ミナガワ建設がよくいただく質問・回答を紹介します。
Q. 山形市で注文住宅を建てる際、工務店を選ぶポイントは何ですか?
A. 山形市の補助金を活用する場合、工務店選びのポイントは以下のとおりです。
- 利用したい補助金について、詳しく知っている工務店かどうか
- 希望する住宅のスタイルや工法について、豊富な施工実績があるか
- 住宅が完成した後も、長期にわたってサポートしてくれる体制があるか
- 理想の家づくりを安心して任せられる、信頼できる担当者かどうか
補助金申請には複数の手続きがあり複雑なため、申請経験が豊富な工務店を選びましょう。
山形市の価格相場や実際の建築事例について、詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。
〈関連ページ〉山形市で注文住宅を建てる工務店・ハウスメーカー選び|山形市の価格相場、おしゃれな実例も紹介
Q. 住宅ローンの審査に通るか不安な場合は、どのように確認すればよいですか?
A. 住宅ローンの審査が心配な場合は、以下3つの方法で事前に確認できます。
- 事前審査:金融機関では、本審査の前に事前審査(仮審査)を受けられる
- 専門家への相談:工務店の担当者など、住宅ローンに詳しい専門家に相談する
- 自身の信用情報確認:借り入れや返済状況に不安がある場合は、信用情報機関(CICやJICCなど)に開示請求して自身の情報を確認できる
住宅ローンの審査に落ちる理由や対策について、こちらで解説しています。
〈関連ページ〉ローン組めない人が家を買うには?住宅ローンの審査に落ちる理由と対策を解説
まとめ
山形市で新築住宅の建築やリフォームをお考えの方は、市・県・国それぞれの補助金制度を活用することで、費用を軽減できます。
ただし、補助金制度には申請期限や予算上限があるため、早めの情報収集と申請準備が欠かせません。
この記事の情報を参考に、補助金制度を最大限に活用して、理想の住まいを実現していただければ幸いです。