
50坪の敷地に建つ2階建ての家は、4人〜5人家族がゆったりと暮らせるだけでなく、趣味のスペースや家事を効率化する空間など、暮らしを豊かにするアイデアをふんだんに盛り込める広さが魅力です。
しかし、空間が広いからこそ「どのような間取りにすれば良いのか」「スペースを有効活用できるか」といった悩みも生まれます。
今回は山形県南を中心に、その他幅広いエリアで多くのご家族の家づくりをサポートしてきた工務店『ミナガワ建設』が、かっこいい間取り事例や設計のポイント、広さを活かしたアイデアを解説します。
理想のマイホームづくりのために、ぜひ最後までごらんください。
Contents
延床面積50坪で叶えられる暮らしとは

延床面積50坪の家は平方メートルに換算すると約165㎡で、暮らしにゆとりと自由度の高い設計をもたらします。
一般的な戸建て住宅である90~100㎡(約27〜30坪)と比較して広く、ゆとりのある空間設計が可能です。
たとえば、以下の間取りを実現できます。
- 20畳以上の広々としたLDK
- 6畳〜8畳の主寝室+6畳の子ども部屋2室
- 書斎、ワークスペース
- 大容量のウォークインクローゼット、シューズクローク
- ビルトインガレージ
ビルトインガレージのメリット・デメリットや間取り事例について、こちらで解説しています。
〈関連ページ〉50坪のビルトインガレージの間取り事例|メリット・後悔と対策も解説
かっこいい50坪の2階建て間取り事例5選
ミナガワ建設が手掛けた、延床面積50坪前後のかっこいい2階建ての間取り事例を5つご紹介します。
延床面積58.25坪
こちらは、内と外のつながりを重視し、開放的な暮らしを叶える間取りです。
1階には庭と一体になった大きなテラス、2階には広々としたバルコニーを設けて自然光と風を存分に感じられる住まいです。
2階の廊下には吹き抜けに面したワークスペースを設け、LDKで過ごすご家族の雰囲気を感じながらそれぞれの時間を楽しめます。


延床面積57.85坪
LDKに大きな吹き抜けを設けることで、開放感と明るさを楽しめる間取りです。
アイランドキッチンを採用して、料理や配膳がスムーズな回遊動線を実現しており、どこにいてもご家族の気配を感じられます。


延床面積57.48坪
ご家族はもちろん、友人との時間も大切にしたい方にぴったりの、おもてなしの工夫が詰まった間取りです。
2階のバルコニーはプライベートなアウトドアリビングとして活用でき、バルコニー前にもキッチンを設けているため、ご家族やご友人とBBQなどを楽しむ際に便利です。


延床面積51.40坪
ご家族が集うLDKの開放感と、個々のプライベートな時間を両立させた、バランスの良い間取りです。
2階の廊下には吹き抜けに面したホールを設け、読書や趣味を楽しむセカンドリビングとして活用できます。


延床面積49.96坪
動線と収納計画にこだわり、日々の家事負担を軽減するために工夫した間取りです。
玄関ホールからキッチンと廊下の両方にアクセスできる設計で家事動線と来客動線を分けました。
キッチンからパントリー、洗面室へとつながる回遊動線は、家事の同時進行を可能にします。


ミナガワ建設には、今回ご紹介しきれなかった事例が多数ございます。ぜひごらんください。
かっこいい50坪の2階建て間取りを作る5つのポイント

ここからは、「かっこいい」と「暮らしやすさ」を両立した50坪の家を建てるため、間取り計画で押さえておきたい5つのポイントを解説します。
ポイント1:内装から外観まで、一貫したデザインを計画する
洗練されたかっこいい家の実現には、デザインの一貫性が不可欠です。
まずは「シンプルモダン」「ナチュラル」「インダストリアル」など、住宅のデザインコンセプトを決めましょう。
コンセプトに基づき、外壁材や屋根の形状といった外観から、床材・壁紙・ドアなどの内装、照明器具や家具に至るまで、トータルでコーディネートします。
色や素材のテイストを統一すると、まとまりのある上質な空間が生まれます。
ポイント2:吹き抜け・採光・照明で、開放的で心地よい空間を演出する
空間の印象を変えるのが「光」と「開放感」です。
LDKに吹き抜けを設ければ、縦方向の広がりが生まれ、明るく開放的な空間になります。
大きな窓や高窓(ハイサイドライト)を効果的に配置し、自然光を取り入れることで、日中は照明に頼らず快適に過ごせます。
夜は、ダウンライトや間接照明、ペンダントライトなどを組み合わせた照明計画で、シーンに合わせた雰囲気を演出しましょう。
ポイント3:効率的な家事動線と大容量収納で、暮らしやすさを追求する

「家事動線」と「収納」は、生活の質を大きく左右します。
キッチン・ランドリールーム・ファミリークローゼットを回遊できるように配置するなど、家事の流れをスムーズにする動線計画を立てましょう。
また、玄関にはシューズクローク、キッチンにはパントリー、寝室にはウォークインクローゼットなど、収納を計画的に配置することで、常に整理整頓された住まいを実現できます。
ポイント4:家族と個々の時間を両立する、ゾーニングを行う
ご家族が心地よく暮らすには、みんなで集まる空間と、一人ひとりが集中したりリラックスできる空間とのバランスが大切です。
この空間の使い分けを「ゾーニング」と呼びます。
1階にLDKなどのパブリックスペースを、2階に寝室や書斎などのプライベートスペースをまとめるのが一般的なゾーニングの方法です。
吹き抜けに面したホールにスタディコーナーやセカンドリビングを設けることで、ご家族の気配を感じながらも、それぞれの時間を過ごせる空間が生まれます。
ポイント5:ライフスタイルの変化を見据えて設計する
家は、何十年にもわたって住み続ける場所です。
建てたときだけでなく、将来のライフスタイルの変化にも対応できる間取りを計画しましょう。
- お子さまの成長:将来、子ども部屋を2つに分けられるよう、ドアや収納、コンセントをあらかじめ2部屋分設置
- 老後への備え:夫婦の寝室を1階に設け、将来的に1階だけで生活が完結するよう設計
- 働き方の変化:在宅ワークに対応できる書斎やワークスペースを確保
長期的な視点で設計することで、ご家族の成長や変化に寄り添い、長く快適に暮らせる家になります。
山形県南を中心にその他幅広いエリアで長く快適に暮らせる家をご検討中の方は、ぜひミナガワ建設へお問い合わせください。
長期的な視点でお客様のライフプランに寄り添い、理想の家づくりをサポートします。
50坪の広さを活かした設備・空間アイデア

50坪という広さがあれば、日々の暮らしをより豊かに、より快適にするためのさまざまな設備や空間を取り入れられます。
ここでは、おすすめのアイデアを「趣味空間」と「効率化空間」に分けてご紹介します。
暮らしを豊かにする「趣味空間」
- ビルトインガレージ:車やバイクを雨風から守るだけでなく、整備やDIYを楽しむ趣味のスペースとしても活用できます。
- 中庭:建物の内側にプライベートな屋外空間を設けることで、外からの視線を気にせず、BBQやガーデニングを楽しめます。
- セカンドリビング:LDKとは別に設けるくつろぎの空間です。
読書などを楽しむ趣味の部屋・お子さまの遊び場・来客時の応接スペースなど、多目的に活用できます。
- ワークスペース:集中して仕事や勉強に取り組める書斎や、LDKの一角に設けるスタディコーナーなど、働き方や使い方に合わせて計画できます。
家事ストレスを減らす「効率化空間」

- アイランドキッチン:壁から独立した開放的なキッチンで、複数人での作業がしやすく、ご家族やご友人と会話を楽しみながら料理ができます。
回遊動線を作りやすいのもメリットです。
- パントリー:食料品や日用品のストックをまとめて収納できるスペースです。
キッチン周りをすっきりと保てるうえ、食材の管理も楽になります。
- ファミリークローゼット・シューズクローク:ご家族全員の衣類や靴を一箇所にまとめられる収納です。
朝の身支度や帰宅後の片付けがスムーズになり、各部屋に大きなクローゼットを設ける必要もなくなります。
- ランドリールーム:「洗う・干す・たたむ・アイロンがけ」という洗濯の作業を1箇所で完結できる空間です。
天候を気にせず洗濯ができ、家事の時短にもつながります。
山形県南を中心にその他幅広いエリアで「家事が楽になる効率的な間取り」をご希望の方は、ぜひミナガワ建設へお問い合わせください。
豊富な実績とアイデアで、ご家族のライフスタイルに合わせた家事動線と収納計画をご提案します。
50坪の2階建ての家づくりQ&A

かっこいい50坪の2階建ての家づくりについて、ミナガワ建設がお客様からよくいただく質問・回答をご紹介します。
Q. 50坪は4人家族には広すぎる?
A. 50坪は将来の家族構成の変化や、趣味・来客用のスペースを確保したいと考えるご家庭には、適した広さです。
50坪の広さがあれば、収納を充実させて物が散らからないようにしたり、趣味の部屋や広いLDKで豊かな時間を過ごしたりできます。
Q. 毎日の掃除が大変にならないよう間取りで工夫できることは?
A. 掃除の負担を減らすには、以下の2つのポイントを意識した間取りがおすすめです。
- シンプルな動線とフラットな床:ロボット掃除機がスムーズに動けるよう段差をなくし、床に物を置かなくて済む設計を心掛けましょう。
- 適材適所の収納:物が散らからないよう、使う場所の近くに十分な収納を設けます。
Q. 山形県で家づくりに使える補助金はありますか?
A. 国や山形県、各市町村では、住宅の新築やリフォームを支援するさまざまな補助金・助成金制度が用意されています。
- やまがた省エネ健康住宅新築⽀援事業
- やまがた省エネ健康住宅・再エネ設備パッケージ補助事業
- 子育てグリーン住宅支援事業
- ZEH補助事業 など
年度ごとに内容や予算、申請期間が変更されるため、家づくりを計画する際は、必ず最新の情報をご確認ください。
補助金制度のくわしい内容や申請の流れについては、こちらの記事で解説しています。
〈関連ページ〉山形県の住宅補助金申請の流れ|2025年最新情報、申請期限も解説
まとめ
50坪の2階建て住宅は、ご家族がゆったりと暮らせるだけでなく、デザイン性や趣味、家事効率など、住む人のこだわりを存分に反映できます。
今回ご紹介した間取り事例や計画のポイントを参考に、「かっこいい」と「暮らしやすさ」を両立した、ご家族にとって理想の住まいを計画しましょう。