ローン組めない人が家を買うには?住宅ローンの審査に落ちる理由と対策を解説

ローン組めない人が家を買うには?住宅ローンの審査に落ちる理由と対策を解説

「住宅ローンの審査に落ちてしまった」「マイホームの夢を諦めなければいけないのかな」

このような不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

勤続年数が短かったり、収入に対して借入希望額が多かったりすると、住宅ローンの審査は厳しくなります。

しかし、一度審査に通らなかったからといって、家づくりの夢を諦める必要はありません。

この記事では、山形県南を中心にその他幅広いエリアで多くのご家族の家づくりをお手伝いしてきた『ミナガワ建設』が、審査に落ちる理由と解決策、住宅ローン以外の選択肢についてわかりやすく解説します。

「自分には無理かも」とお一人で悩まず、ぜひ最後までご覧ください。

住宅ローン組めない人が家を買う方法

住宅ローン組めない人が家を買う方法

住宅ローンの審査が通らなかったとしても、マイホームへの道は他にもあります。

多くのご家庭が選ばれている、3つの方法をご紹介します。

1. 親族からの資金援助を受ける

ご家族から援助を受けられる場合は、金融機関の審査を避けたり、借入額を減らして審査に通りやすくできます。

頭金として贈与してもらう方法や、ご家族から直接借りる方法などがあります。

ただし、ご家族間でお金の貸し借りをする場合は、贈与税を指摘されないよう注意が必要です。

「金銭消費貸借契約書」を作成し、銀行振込などで返済の記録を残しておきましょう

2. 審査基準が異なるローンを検討する

実は「住宅ローン」といっても、金融機関や商品によって審査基準は異なります。

A銀行で審査に通らなかった場合でも、B銀行では問題なく通る場合も珍しくありません

健康状態や勤続年数が原因で審査に落ちてしまった場合でも、団信(団体信用生命保険)への加入が任意で、勤続年数の条件が比較的ゆるやかな「フラット35」なら、ローンを組める場合があります。

3. 状況を改善して再挑戦する

時間はかかりますが、審査に落ちた原因を解消するのが確実な解決方法です。

  • 他の借入が原因の場合:カードローンなどを完済する
  • 勤続年数が原因の場合:勤続年数が1年~3年になるまで待つ
  • 頭金不足が原因の場合:計画的に貯蓄を増やす

状況が改善すれば、より良い条件でローンを組める可能性が高まります。

自己資金を増やすには、貯蓄に加えて国や自治体が実施する補助金制度を活用するのも有効です。

利用できる制度について、こちらで解説しています。

〈関連ページ〉山形県の住宅補助金申請の流れ|2025年最新情報、申請期限も解説

住宅ローンの審査に落ちる7つの理由と対策

住宅ローンの審査に落ちる7つの理由と対策

審査に落ちた原因を正しく理解することが、次のステップへの第一歩です。

審査に落ちてしまう7つの理由と、それぞれの対策方法をご紹介します。

理由1|収入に対して借入希望額が高い

年収に占める年間返済額の割合(返済比率)が高すぎると、「本当に返済を続けられるのだろうか」と金融機関に不安視されてしまいます。

一般的に、返済比率は30%~35%以内に収めることが求められます。

対策:借入額を見直す

頭金の用意やご夫婦の収入を合算すると、借入額を減らせ、審査基準を満たしやすくなります。

共働きのご家庭で収入合算を検討される場合、ローンの組み方にはいくつかの方法があります。

ご家庭に合う方法を選ぶために、以下の記事もぜひ参考にしてください。

〈関連ページ〉"夫正社員・妻パート"でも住宅ローンは組めるのか?組み方別のメリット・デメリットや選び方、注意点も解説

理由2|勤続年数が短い

金融機関は「今後も安定して収入を得られるかどうか」を重視するため、転職直後で勤続1年未満の場合は審査で不利になります。

自営業やフリーランスの方は、過去3期分の確定申告書などで安定した収入があることの証明が必要です。

対策:勤続年数が1年〜3年になるまで待つ

会社員の方なら、勤続年数が1年~3年になるまで待つのが確実な方法です。

自営業の方は、事業計画書などで、今後も安定して事業を継続する予定であることをアピールすると、金融機関に信頼感を与えられます。

理由3|個人信用情報に問題がある

過去のローンやクレジットカードで延滞などがあると、「約束を守れない人かもしれない」と判断され、審査に通るのが難しくなります。

長期延滞や債務整理などの記録が残っている状態は、いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれます。

対策:信用情報を確認し、回復するまで待つ

CICやJICCなどの信用情報機関で、ご自身の情報がどのように登録されているかを確認します。

金融事故の情報は5年~10年で削除されるため、情報が消えるまでに準備を進めることをおすすめします。

理由4|他に借入がある

他に借入がある

カードローンや自動車ローンなど、他の借金もすべて合算して返済比率が計算されます。

見落としがちですが、スマートフォンの本体代金の分割払いや奨学金も、借入として扱われます。

対策:借入を整理する

住宅ローンを申し込む前に、完済できるローンはすべて返済し、使っていないクレジットカードは解約しておきましょう。

これだけでも返済比率が改善し、審査が有利になります。

理由5|健康状態に問題がある

多くの住宅ローンでは、団信への加入が必須です。

過去に大きな病気をされたり、現在治療中の持病がある場合は、団信に加入できずローンを組めない場合があります。

対策:加入できる団信や、団信不要のローンを探す

持病がある場合は、加入条件がゆるやかな「ワイド団信」をご検討ください。

また、団信への加入が任意である「フラット35」も選択肢の一つです。

〈参考〉フラット35|住宅金融支援機構

理由6|購入予定の物件の評価が低い

購入予定の物件の評価が低い

金融機関は物件を「担保」として評価します。

物件の担保としての価値が借入希望額に見合わないと判断されると、ローンは組めません。

築年数が古い物件や、再建築ができない土地にある物件などは、評価が低くなる傾向にあります。

対策:物件を見直すか、担保を追加する

金融機関から高く評価される、築浅の物件や資産価値の高い土地を選び直すのも一つの方法です。

ご実家などを共同担保にしたり、ご家族に連帯保証人になってもらうことで、信用を補強する方法もあります。

資産価値の高い家を建てるには、その土地の特性を理解し、技術力の高い工務店を選ぶことが大切です。

工務店選びの方法については、こちらでわかりやすく解説しています。

〈関連ページ〉米沢市で信頼できる工務店の選び方|必要な住宅性能や施工事例も紹介

理由7|申込内容やタイミングに問題がある

年収を実際より多く記載するなどの虚偽申告は、審査落ちの原因です。

また、短期間に複数の金融機関へ申し込むと、「相当お金に困っているのではないか」と警戒され、審査に通りにくくなる「申込ブラック」になる場合があります。

対策:申込方法を見直し、半年期間を空けて再挑戦する

提出前には書類を再度確認し、虚偽の申告は避けましょう。

短期間に何度も審査をかけた場合は、申込履歴が消えるまで約6ヶ月間空けてから、金融機関を絞って再チャレンジするのがおすすめです。

山形県南を中心にその他幅広いエリアで、住宅ローンを活用した理想の家づくりをご検討中の方は、ミナガワ建設へお問い合わせください。
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お客様一人ひとりのライフプランに寄り添い、資金計画から長く安心して暮らせる住まいづくりをトータルでサポートいたします

住宅ローン組めない人が家を買うQ&A

住宅ローン組めない人が家を買うQ&A

住宅ローンの不安について、ミナガワ建設がよくいただく質問・回答を紹介します

Q. 貯金がなくても審査は通りますか?

A. 貯金がなくても住宅ローンの審査に通ることはあります

住宅ローンの審査は、貯蓄額よりも年収や勤続年数、支払い延滞などが重視されます。

Q. 転職したばかりでも住宅ローンは組めますか?

A. 金融機関によりますが、転職したばかりでも住宅ローンは組めます

フラット35のように勤続年数を重視しないローンもありますし、転職したばかりでも柔軟に判断する金融機関もあります。

Q. 一度審査に落ちたら、家は買えませんか?

A. 一度審査に落ちても、住宅購入を諦める必要はありません。

審査に落ちた原因を分析し、借金を返済したり、自己資金を貯めたりして状況を改善すれば、再チャレンジ可能です

一度の失敗で諦める必要はありません。

住宅ローンでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください

住宅ローンは金額が大きいため、多くの方が審査をハードルに感じていらっしゃいます。

しかし、審査に通らなかったとしても、家づくりの夢を諦める必要はありません

ミナガワ建設では、お客様お一人おひとりの状況を丁寧にお伺いし、資金計画の段階からしっかりとサポートいたします。

ローンに関するご相談はもちろん、将来にわたって価値を保つ家をご提案いたしますので、ぜひ一度、見学会や相談会にお気軽にお越しください。